フリーランスとして活動していると、どうしても「この人とは合わないな…」と感じてしまうクライアントに出会うことがあります。
もちろん、すべてのクライアントが悪いわけではありません。
ただ、仕事を続けていると「契約前に気づきたかった」「もっと早く距離感を調整すればよかった」と思うケースも少なくありませんでした。
今回は、実際に6年間フリーランスデザイナーとして活動してきた中で、特にしんどかったと感じたクライアントの特徴と、その対処法についてまとめていきます。
このブログの目次
フリーランスを下に見ているクライアント
事例①明らかな上下関係を作ってくる
フリーランスとして働いていると、なぜか「外注=下の立場」と考えている人に出会うことがあります。
もちろん発注側・受注側という関係はありますが、それ以上に“対等な仕事相手”として見てもらえない感覚があると、かなり消耗します。
特にWeb制作やデザイン系は「言われたものを作る人」という認識だけで見られてしまうことも多く、意見を出しても軽く流されたり、必要以上に強い言い方をされるケースもありました。
仕事自体よりも、人としての扱われ方で疲れてしまうんですよね。
事例②:仕事を与えている立場を利用してくる
「こっちは仕事を出してあげてるんだから」という空気を出してくるタイプです。
例えば、
- 深夜でも普通に連絡してくる
- 返信が遅いと責める
- 追加修正を当然のように要求する
- 契約外の作業も軽く頼んでくる
こういうことが積み重なると、徐々に立場が崩れていきます。
最初はこちらも「案件を切られたくない」という気持ちがあるので無理をしてしまうんですが、その状態を続けるとかなり危険です。
事例③:高圧的な態度をとってくる
必要以上に強い言い方をしてくる人もいます。
- 毎回なぜか上から目線
- 小さなミスを過剰に責める
- 話し合いではなく圧で押してくる
こういうタイプは、こちらが萎縮するほどコントロールしやすくなるので、どんどん態度が強くなる傾向があります。
特にフリーランスになりたての頃は、「自分が悪いのかも」と思いやすいんですが、単純に相手側のコミュニケーションに問題があるケースもかなり多いです。
【解決策】「個人対企業」ではなく「企業対企業」の立ち位置を意識する
かなり大事なのが、“個人”として入り込みすぎないことです。
フリーランスは個人事業主ですが、感覚としては「企業同士のやり取り」に近づけた方がかなり楽になります。
例えば、
- 感情で返事をしない
- 口約束を避ける
- テキストで履歴を残す
- 対応範囲を明確にする
これだけでも、相手の態度がかなり変わることがあります。
「いい人」でいようとしすぎるより、まずは“仕事として健全な距離感”を作る方が大事だと感じました。
知識・技術・報酬マウントをとってくるクライアント
事例①:自分たちは儲かっているアピールをしてくる
やたらと会社の売上や事業規模を話してくるタイプです。
もちろん雑談レベルなら普通なんですが、
- 「うちはかなり利益出てる」
- 「100万円以上の案件がたくさんある」
- 「元々自分たちがいた会社よりも上手くいっている」
みたいな話を聞いてもいないのに話してこられたことがありました。
しかも、そういう話をする割に、こちらへの報酬はそこまで高くなかったりするんですよね。
結局、「すごい会社に関われてるでしょ?」という空気を作っているだけだったりします。
事例②:高単価を匂わせるだけで契約につながらない
「今後もっと大きい案件もお願いしたいです!」と言われ続けるパターンです。
最初は期待してしまうんですが、数ヶ月経っても結局何も始まらないことがあります。
こういうタイプは、
- 将来の話だけは大きい
- 期待値を上げるのがうまい
- でも具体的な契約は進まない
という特徴があります。
期待を持たせることで、こちらの優先順位を上げさせているケースもあるので注意が必要です。
事例③:専門用語をわざと多用してくる
必要以上に横文字や専門用語を使ってくる人もいます。
もちろん業界用語は必要なんですが、明らかに“知識量で優位に立とうとしている”空気を感じることがあります。
特にフリーランス初期は、「知らない=舐められる」と思って焦ってしまいがちです。
でも実際は、専門用語を並べることと、仕事ができることは別なんですよね。
本当に仕事ができる人ほど、むしろ説明がシンプルだったりします。
【解決策】仕事以外の部分で弱みを見せすぎない
変に下手に出すぎると、マウントを取られやすくなります。
特に、
- お金に困っている
- 案件がない
- 自信がない
- 経験が少ない
こういった情報は、必要以上に出さない方が安全です。
もちろん素直さは大事なんですが、“仕事上の信頼”とは別問題なんですよね。
最低限、対等に会話できる空気を保つだけでもかなり違います。
すぐに感情的になるクライアント
事例①:進捗次第で態度が大きく変わる
機嫌によってコミュニケーションが変わるタイプです。
制作が順調な時はめちゃくちゃ優しいのに、少し遅れたり問題が起きると急に冷たくなる。
こちらとしては常に顔色を伺う状態になるので、かなり疲れます。
しかも感情ベースで話が進むので、冷静な相談や調整がしづらくなるんですよね。
事例②:絵文字が急になくなる
地味ですが、これ結構わかりやすいサインでして、正直私がされて一番テンションが下がるのがこれです。
最初は絵文字やリアクションが多かったのに、
- 返信が短文になる
- 句読点だけになる
- 急に淡白になる
みたいな変化が出ることがあります。
もちろん忙しいだけのこともありますが、感情が態度に出やすい人ほど、テキストにもかなり反映されます。
毎回そこを気にしているとメンタルが削られるので、必要以上に深読みしないのも大事です。
【解決策】必要以上にプライベートを見せない
距離が近くなるほど、相手の感情に引っ張られやすくなります。
特にフリーランスは「仲良くなる=仕事がうまくいく」と思いがちなんですが、実際は逆に境界線が曖昧になることも多いです。
なので、
- 私生活の話をしすぎない
- 愚痴を共有しすぎない
- 常に相談役にならない
この辺りは意識した方がかなり楽になります。
最初から距離感が近すぎるクライアント
事例①:頻繁に仕事依頼の相談をしてくる
例えばまだ出会ったばかりで、最初の一件も完了していないタイミングで2件、3件同時に依頼をされるケースもあります。
これは一見、自分の技術を認めてくれて良いものに感じるのですが、大きな落とし穴があります。
- 納品リスクを考えずに仕事の管理をしている可能性がある
- 急なスケジュール調整をしてくる可能性がある
- 1人の負担を考えていない
もちろん関係性によっては悪いことではないんですが、境界線が曖昧になるとトラブルにもつながりやすいです。
事例②:勝手に期待値を上げてくる
こちらは普通に対応しているだけなのに、
- 「長く一緒にやりたい」
- 「チームの中心になってほしい」
- 「今後の戦力になると思います」
- 「他のフリーランスよりも一線を画している」
など、相手側だけが盛り上がっていくパターンがあります。
実際にこのパターンは多く発生したことがあり、他のフリーランス=人と比べる=人への期待値を勝手に結論づけている、という構造が出来上がりやすいです。
この期待値って、正式な契約ではないんですよね。
言葉だけで関係が進んでいくと、後からズレが起きやすくなります。
事例③:期待に応えられないと急に冷たくなる
距離感が近かった分、少し期待から外れると一気に態度が変わるケースがあります。
例えば、
- 返信が少し遅れた
- 別案件で忙しかった
- 要望を断った
それだけで急に温度感が変わることもあります。
最初から距離が近すぎる関係は、感情ベースになりやすいので注意が必要です。
これは事前に兆候が出やすいのですが、
- 何かあったらいつでも相談してください
- 他の会社よりもずっと相談しやすい環境を作っています
- スケジュールに無理があったら相談してください
これまでにあった事例と合わせて事前にこのような会話があったら少し警戒しましょう。
特に危険なのは、『他の会社よりも』と言ってしまうところです。
【解決策】目先の案件よりも「相性」を見る
フリーランス初期は、とにかく案件を取りたくなります。
でも実際は、「条件が良い案件」より「ストレスなく続けられる相手」の方が圧倒的に大事です。
単価が多少高くても、毎回メンタルを削られる相手だと長続きしません。
逆に、相性が良いクライアントとは自然と継続しやすくなります。
だからこそ、契約前の違和感は意外と無視しない方がいいです。
まとめ|フリーランスは「スキル」より「相性管理」が重要
フリーランスを続けていると、「スキルを上げれば全部解決する」と思ってしまう時期があります。
でも実際は、誰と仕事をするかで働きやすさがかなり変わります。
もちろんこちら側にも改善点はありますが、どうしても相性が合わない相手はいます。
だからこそ、
- 無理に合わせすぎない
- 違和感を放置しない
- 距離感を調整する
- 契約前の空気感を見る
こういった“相性管理”がかなり大事だと感じました。
特にフリーランスは、自分を守れるのも自分だけです。
無理を続ける前に、「この相手と長く付き合えるか」を冷静に見ることが、本当に大切だと思います。
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